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9月初め頃、近くの公園でパトカーのライトが回っていました。
夜7時過ぎの公園。段々と日の落ちるのが早くなってきたなぁ~と感じ始める頃・・・
通称ネコのじいさんと私が勝手に呼んでいるおじいさんを、お巡りさんと数人の若い母親たちが取り囲んでいました。

この公園に、毎日お掃除をしてくれるおじいさんが現れたのは2年近く前のことです。
「いや~、前この近所に住んでいてね」とおっしゃるおじいさんは70をゆうに過ぎているけれど、おじいさんと呼ぶには髪も黒く痩せ型ではあるけれどお元気です。
「仕事ないし、年金だけで暮らせるから~」と、「子どもたちのためになぁ~」と公園のお掃除をしてくれていました。
あまりにも行き届いたお掃除をするので、月1回、区の方から来ていた清掃の人たちからも一任されたようです。
簡単そうに見える落ち葉掃きも、箒の使い方が意外と難しく、慣れないと時間がかかってしまいます。
朝6時頃にはもう来ていて、前日の夜に散らかったゴミやネコの糞を片付けてくれます。
そして、夕方からまたお掃除をしたり、花壇を作ったりしてくれるのでした。
おかげさまでいつもきれいな公園になりました。

だけど、悪口を言う人はいるのです。
花なんて植えても仕方ないとか、子どもが抜いてしまうとか、掃除したって若者が散らかすとか、夜お酒を飲む人が入ってくるとか、宿無しさんたちが寝泊りしだしたとか・・・
きれいになったことは置いておいて、やる気をそぐようなことを無意識で言っています。

それでも「子どもたちのためにきれいにしないとな~」とお掃除を続けていたおじさんは、その献身さが買われ、どこぞにアルバイトに乞われました。
毎日お掃除はできなくなり、ゴミで汚れてしまう日ときれいな日が入り混じるようになり、見慣れないほろ酔い加減のおじさんたちも夕方には見かけなくなりました。

今年の夏は、ビニール製のプールを2つ膨らませて、幼稚園に上がる前の子どもたちが毎日水遊びをしだしました。
昼間子どもを遊ばせに来ていたお母さんたちとは服装からして違う、見慣れない新しいお母さんたちと子どもたち。
おじさんとはすっかり仲良しになり、いない時には花壇にお水を上げてくれたりしています。

そんなお母さんたちとおじさん、そしてネコのじいさんとの対立・・・
パトカーを呼ぶ前に、直接話し合いの機会を設けたようには思えませんでした。
何故なら「おじさん、猫好きなの?」と話しかけてみても、何も応えることはなく、表情を変えることもなく、餌だけ置いて行ってしまっていたから・・・そんなおじいさんだったから。

のら猫に餌を上げにきていたおじいさんは、お掃除をしてくれるおじさんよりも前から公園にやって来ていました。
自転車の籠には猫用の缶詰やドライフードがたくさん積んであって、あちらこちらの公園を回っているようでした。
かなりの量・・・お金も掛かっていることでしょう。
公園から子どもたちが帰る6時ごろを目安に現れていたのだけれど、新しいお母さんたちは7時近くまでいるのでした。
おかげで、誰もいないときにだけ公園に入れることになっているうちの犬のらんぐも、入れなくなっていたのでした。

そして話し合いの結果、しばらくは餌を上げないということになりました。
だけど、聞いてないのはのら猫の親子。
夕方、自転車で通りかかる人がいる度に、「にゃ~ん♪」と言ってでてくるのです。
来る日も来る日もおかあさん猫と2匹の子猫は、餌を持ってくるおじいさんを待っているのです。
触られるほど人に懐いてはいないけれど、公園に来れば餌がもらえるという方程式は知っているのです。
おかあさん猫は、たぶん去年生まれたまだ若い猫。餌の取り方をDNAの記憶から呼び覚ませるでしょうか。
そしてそれを子どもたちに教えることができるでしょうか。

昨日は子猫が一匹・・・買い食いをしながらたむろっていた中学生たちのまわりをうろちょろしていました。
今日は、新聞紙にくるんでちぎったパンがおいてあるのを見かけました。
衛生的なことを言ったら切がないけれど、のら猫のいない町なんて、ぞっとしてしまうのです。
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