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2006.03.14 「春寒料峭」
昨日、今日と、東京はお日様は出ていましたが、とっても寒い一日でした。 {{(>-<)}}ブルブル
昨日は丸の内で雪が舞ったとか。
でも、3月ってそういうものよね。
「寒の戻り」とも言うし・・・って「寒の戻り」は立春が過ぎてから、寒さがぶり返すことだったっけ(^^ゞ

春風が肌に冷たく感じ、首をすくめて、早足で、らんぐ(犬)のお散歩をしてました。
その前の陽気で開きだした辛夷(こぶし)の花が、また凛と身を引き締めてたような気がしました。

辛夷が咲くと田植えが始まります。
昔の人は、その花の開き方で農作物の吉凶を占ったりしたそうです。
6弁の花びらが潔く全開する様子に未来を読んだのです。
 
春風が肌に寒く感じることを表す言葉に、「春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)」があります。
「料」は撫でるという意味、「峭」はきびしいという意味。
 
暖かな日差しに誘われ、浮き足立ったこころに、急いたりするこころに、春風が触れていきます。
時には、励ますようにやさしく…
時には、いさめるかのように冷たく…

春の光の揺らめきが見えるようなこの頃、確かに何かが芽吹いていく気配・・・
その前に、何度も行きつ戻りつを繰り返し、何度も迷い確かめながら、その想いを春の足音に重ねながら、一歩一歩と進みましょ。

何も変化がないように見えていても、枯れ木のように見えていても、木蓮の蕾はモコモコの洋服を纏い、花を咲かせる準備に入りました。

明日綺麗に咲くことを考えるよりも、今日の栄養分のことを考えて、日々淡々といきませう。  
それが、未来の実になることを願って(。-_-。)/。 
 
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